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モノノ怪-鵺-

“見えぬ、聴こえぬ、触れられぬ。 しかし確かに其処にあるもの。 香の判別を競う「組香」で一人の姫を取り合う四人の男たち。 次第に明らかになる彼らの業とは裏腹に姿を見せぬモノノ怪鵺。 見る者によって形を変えるモ


モノノ怪-海坊主- 下巻

  海原に響き渡る海座頭の琵琶の音。 「お前が本当に恐ろしいことは何だ」。 その問いにより明らかにされる、己さえも気づかぬヒトの心の欲望。 縛りつけていた鎖は紐解かれ、モノノ怪の“形““真““理“を手繰り寄せて



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